超音波検査とは
超音波検査とは、体の表面に超音波をあてて、その反射波(エコー)を画像化し、内臓や血管の状態を調べる検査です。
検査をするにあたっては、診断が必要な部位の皮膚にジェル状のものを塗り、塗った場所にプロープ(細い筒状のもの:探査子)という小さな医療機器を当てられるので、不快感はありますがX線を用いないため放射線被爆の心配が無く体にほとんど負担がありません。
検査時間は部位や検査内容によっても異なりますが、およそ20-30分程度です。当院では以下の部位および血管の検査で使用します。
腹部エコー
腹部に超音波を当てることで、臓器(肝臓、胆のう、膵臓、腎臓など)に腫瘍、結石、炎症などがないか、そのほかの異常がないかといったことを調べることができます。
頚動脈エコー
頸動脈の動脈硬化の進行度(血管の流れ、詰まり具合など)を調べられるので、全身の動脈硬化の程度が評価できます。
甲状腺エコー
甲状腺(喉の部分)に向けて超音波を当てることで、甲状腺の大きさや状態を確認できるほか、甲状腺腫瘍や甲状腺炎など甲状腺疾患の有無を調べることができます。